【加西市教育委員会】地元企業のインターンとして市の課題を解決する職場体験

  • 加西市トライやるウィーク|2022
受託

加西市トライやるウィーク

兵庫県の体験学習「トライやる・ウィーク」の一環として、加西市が実施する学習プログラムの運営に参画し、市が抱える課題を地域の事業所と協働して解決する探究学習プログラムを提供。

加西市内の中学校4校の生徒たちが、地元企業や市役所の“インターン生”となり、実際の業務体験に加えて、地域社会の課題解決に向けた提案に取り組みました。

プロジェクト概要

  • 受託事業名
    2022年度 加西市トライやるウィーク × 加西STEAM
  • 提供プログラム
    TWICE PLAN『地元企業インターンワーク』
  • 主催
    加西市教育委員会
  • 企画・運営
    株式会社JTB、株式会社トゥワイス・リサーチ・インスティテュート
  • 対象
    加西市内の中学校
  • 協力企業・事業所
    伊東電機、千石、ヨドプレ、ハリマ紙器印刷工業、椿本チエイン、JTB、JA兵庫みらい、加西市役所きてみて住んで課、産業振興課 ほか
  • 期間
    2022年10月〜11月(各校5日間)

実施の背景

加西市の教育理念「郷土を愛し」「豊かに」「未来を拓く」「人づくり」に基づく「加西STEAM」と、従来からの県の取り組みである「トライやる・ウィーク」を掛け合わせた、より実践的で効果的な学習体験を創出することを目標に実施。

これまでの職場体験に、中学生の視点で地域課題を解決する「探究学習」の要素を加え、働く意義の理解と未来を創る当事者意識の育成を目指しました。

主な活動内容

5日間のプログラムを通じて、以下の流れで課題解決に挑みました。

|事業所からの「課題」に挑戦:配属先の企業・事業所を知るためのフィールドワークとプレゼンテーション
|市からの「ミッション」に挑戦:加西市長からミッションを受け取り、解決策をチームで立案
|最終プレゼンテーション・振り返り:チームの企画を市役所・事業所の担当者にプレゼン。最後に振り返りを実施

成果(定量&定性)

定量的な成果:事前・事後アンケートの結果、4校全体で全般的なコンピテンシーの向上が見られました。特に「課題対応能力」や「自己理解・自己管理能力」の数値向上が大きく、生徒自身の成長を裏付ける結果となりました。

〈10満点/項目〉

身につけたい力事前事後小項目変化大項目変化
自己理解・自己管理能力自己肯定力7.868.11+0.2+1.6
知的好奇心6.907.22+0.3
自己表現力6.627.30+0.7
セルフマネジメント力6.426.79+0.4
人間関係形成・社会形成能力チームワーク力8.158.46+0.3+1.1
コミュニケーション力7.047.46+0.4
情熱・積極性6.797.11+0.3
倫理観7.937.98+0.1
課題対応能力情報収集・活用力7.087.58+0.5+2.2
論理的思考力6.757.14+0.4
問題発見・解決力7.007.33+0.3
論理的表現力6.667.59+0.9
キャリアプランニング能力社会への興味関心・職業理解7.987.99+0.0+0.2
知的好奇心6.456.64+0.2
メタ認知力6.816.82+0.0
成長マインドセット7.347.35+0.0

Source:2022年度 加西市トライやるウィーク-TWICE PLAN『地元企業インターンワーク』事前事後チェック 回答数:生徒207名

定性的な成果:生徒たちの「働く」ことへのイメージが、「しんどそう」から「誰かのためになり、やりきったあとの達成感があるもの」へとポジティブに変容しました。また、地元企業のマナーや地域貢献への姿勢に触れることで、将来の選択肢として地元を意識するきっかけを得ました。

参加生徒の声

「働くことは大変だけど、誰かのためになるし、やりきったあとの達成感ややりがいがあると思いました。途中、みんなの気持ちがひとつじゃなくて大変なときもありましたが、しっかりコミュニケーションをとって立て直すことができました!」

「地元企業が、製品をつくる以上にマナーやあいさつ、地域貢献に思いを持っていることを知り、自分がここで働くことになってもきっと楽しくやっていけそうだなと思うことができました。将来働くのなら、このような温かな場所がいいです」

「JTBさんは旅行プランを考えるだけでなく、オリンピックや万博のガイド、ガイドブック作成など、幅広く社会に貢献していることがわかり、驚きました。今回の体験で自分の未来の選択肢がひとつ増えました」

TWICE PLAN『地元企業インターンワーク』とは


地元企業の「インターン」として「働くこと」を体験する探究学習プログラムです。

生徒たちは、地域の経済を支える企業の一員として地域や地元企業の抱えるミッションに取り組みます。その過程で、地元の特徴や強み、改善点、自分自身とのつながりも見出していきます。

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